補聴器のこと

 難聴によりお困りの方々に少しでも有益な情報をご提供したく当ブログを開設いたしました。  補聴器の購入を迷われている方々へのアドバイス等をお伝えしてまいります。また、補聴器をつけても聞こえない、高額な補聴器を購入したのに効果を感じない、など補聴器をすでに使用している方々へのお役立ち情報もご提供していきます。  そのほかに補聴器以外の周辺機器についてもご案内させていただきます。  このブログの情報はご参考程度に捉えていただければと存じます。申し訳ございませんが万が一に当ブログの情報で不利益が生じましても、責任は負いかねますのでご了承ください。  

補聴器の交付

 聴力障害により障害者手帳の交付を受けられることがあります。
聴力障害により障害者手帳をお持ちの方は補聴器の交付を受けられることがあります。
(所得や諸事情により交付が受けられないケースもあります)
今回は手帳と補聴器の交付手順についてお話させていただきます。
わたしは医師でもなく公的な立場のものでもないため、この記事の内容は必ずしも
絶対であるとは言えませんのでご了承ください。

<交付までの手順1 病院での検査>

 手帳の交付にはまずは耳鼻咽喉科で聴力検査を受けていただく必要があります。
手帳の交付に該当するのであれば医師に「意見書」を作成してもらいます。
 注意していただきたいのは自治体で指定を受けた指定医の先生のみ交付のための
「意見書」が作成できます。受診をさられる前にその病院が「意見書」を作ってもらえる病院なのかを尋ねてから行かれるといいと思います。
 
 当然のことながら補聴器店などの病院以外での測定結果は手続きには使えません。
補聴器店で測定してもらったら手帳の交付に該当するような数値がでたのに
病院で検査をうけたら該当しなかった、ということもあります。
検査、測定を受けた場所やヘッドホンの当て方、検査、測定する人によって
聴力データは変わることがあります。もちろん最も信頼できるのは病院での検査結果
です。病院以外での結果はあくまで参考程度に捉えておくのが良いかと思います。

以下の条件に1つでも該当すれば障害者手帳の交付の可能性があります。

条件1 両耳の平均聴力レベルが70デシベル以上(6級)
条件2 平均聴力レベルが片耳50デシベル以上で、もう片耳が90デシベル以上(6級)
条件3 最高語音明瞭度が両耳50%未満(4級)

 上記の条件1と2については、どれだけ「音」が聞こえないのかを調べ、上記の数値
以上であれば6級以上の対象になります。ちなみに聴力レベルなのですが
500,1000,2000Hz(ヘルツ)の聞こえの平均値が聴力レベルの数値となります。
さらに詳しく説明すると、1000Hzの聞こえに重み付けされております。
4分法と呼ばれる算出方法です。
(500Hzの聴力×1+1000Hzの聴力×2+2000Hzの聴力×1)÷4=平均聴力
具体的な算出の例として以下のような例を挙げます。
<算出例>
500Hzの聴力70デシベル 1000Hzの聴力75デシベル 2000Hzが80デシベル
の場合(70+75×2+80)÷4=75という計算になり平均聴力レベルが75デシベル
となります。 
 
 大雑把にいうと70デシベルの聞こえは、通常会話音よりもやや大きめくらいの大きさ
の声が、「音」としてやっと聞こえるくらいの聴力です。「音」としてやっと聞こえるわけ
ですので、「言葉」として聞き取るにはさらに大きな音が必要になります。

 条件3についてはどれだけ言葉が明瞭に聞き取れるのかを検査し、その結果が
両耳とも50%未満であれば4級に該当する可能性があります。
内耳、中枢に支障があり難聴が生じた際「音」として聞こえても、言葉として
聞き取れない、という症状が強く生じる場合があります。
検査の方法として「あ」とか「う」など単音節が聞こえてきますので、それを聞こえた
とおりに書き写していくものです。
 
 ちなみに聴力検査の際にわざと結果が悪くなるよう、検査音を聞こえないふりを
する人がいるようですが、決してそのようなことはしないでください。
聴力検査にも色々な検査があります。その中には聞こえないフリを見抜けるものもあります。また、脳波を調べ聞こえを検査することも出来ます。
 重い聴力障害に本当に苦しんでいる方々のための交付です。
一人の補聴器販売員としてお願いいたします。


<交付までの手順2 役所で障害者手帳の申請>
 医師の「意見書」を作成してもらったら、それを役場の障害福祉課に提出し、
役場にある申請書に必要事項を記載し障害者手帳の交付手続きは完了になります。
補聴器の交付も望まれる場合は補聴器の交付申請も同時に行うと手間が省けます。
「意見書」につきましてはコピーをとっておくことをおすすめします。
補聴器の交付申請を行う場合、「意見書」の記載に従い、補聴器店が「見積書」
を作成します。「意見書」の内容がわからないと「見積書」が作成できませんので
「意見書」はコピーをとって補聴器店に見せてください。

<交付までの手順3 補聴器店へ>
 補聴器の申請をする場合、役場での申請が完了したら、補聴器店で「見積書」を
作成してもらってください。「見積書」の内容は医師の「意見書」に従い作成します。
「見積書」については自治体にもよりますが補聴器店から役場へ送ってもらうことも
出来ます。
 交付までの手順2と3については順序を逆にし、役場へ行かれる前に補聴器店で
「見積書」を作成してもらい、それから役場へ行かれても支障はないかと思われますが
補聴器の交付を受けることが出来るのかを役場で聞いてからのほうが確実だと
思います。
 医師の「意見書」と役場で記載した「申請書」と補聴器店の「見積書」この3点を
役場へ提出し申請は終了です。申請後、自治体により交付までの日数は異なりますが
1月半くらいかかると思います。手帳と補聴器交付券(もしくは交付決定通知書)が
届きましたら、見積書を作成した補聴器店へ行ってください。


≪重要≫
 補聴器の交付については最終的には市区町村役場や都道府県で判定します。
医師の意見書があっても場合によっては交付さられないこともあります。
環境や収入などにより意見書どおりの交付が出ないこともあります。
 



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私は自治体等の公的な立場のものではありません。補聴器販売を通して知りえた
情報を掲載しております。あくまで等ブログはご参考程度にご閲覧ください。
確かな情報は自治体で聞かれることをおすすめいたします。  


補聴器の交付 その2   


 それでは前回の続きをお話させていただきます。 
前回の補聴器の交付 その1の手順が終わりますと、ご自宅に
「補聴器交付券」もしくは「交付決定通知書」が届きますので、それを持って
「見積書」を作った補聴器店へ行かれてください。

 補聴器店にて交付券と引き換えに交付内容に応じた補聴器を受け取ります。
ご自身の収入等で自己負担金をお支払いいただくこともあります。その場合は
交付券に詳細が記載されているはずです。お店へ行く前にご確認ください。

 交付される補聴器なのですが、障害者総合支援法にて定められた機種になり、
カタログに記載されている一般市販の補聴器とは異なります。
交付用の補聴器は一般市販の補聴器よりもだいぶ価格が低く設定されております。
しかしながら、ここ数年の交付用の補聴器の性能は一般市販されている補聴器と
比べ極端に下がるものではありません。

 福祉法による補聴器の交付とは上記の交付用補聴器の相当分の金額の交付
を受ける、ということになります。交付金がいくらなのかは交付券に記載されている
はずです。交付金の額は聴力障害の等級、補聴器の形状によって定められています。
 よくあるお問い合わせなのですが、交付券では耳掛け形補聴器の交付とされて
いるが、耳穴形の補聴器を使いたい、という方々がいらっしゃいます。
その場合、一般市販されている耳穴形補聴器の金額からから交付金を引いて購入す
ることができます。例えば交付金が¥50,000だったとします。自身がほしいと望まれる
一般市販の補聴器が¥150,000とします。この場合、交付金の¥50,000に加え
自身で¥100,000を負担することで一般市販の補聴器を購入することが出来ます。 
同じように、同じ耳掛け形補聴器でも交付用のものではなく、一般市販されている、
より性能が良いものを望まれる場合にも、自身で足りない分を負担することで購入
することが出来ます。
 注意していただきたいのは、交付金を利用して一般市販品の購入する場合、
自身に合った補聴器を販売員と相談して選んでください。
例えば、交付用の補聴器は目立つから、もっと目立たないものを一般市販品から
選んで購入しよう、と考えたとします。しかしながら、目立たない小さな補聴器は、
交付用の補聴器と比べると音が小さくなってしまい、、自身の聴力に合わせられない
ということも起こりえます。
一般市販の補聴器を交付金を使って購入する場合は、よく販売員と相談してください。
 また、交付用の補聴器は修理が必要になれば、修理費を申請することで補助を
得られます。しかしながら、一般市販品の場合は修理費については自己負担になります。
 
 補聴器の交付は状況にもよりますが、5年に1度です。交付金をどのようにご使用に
なられるかについては、よくご検討いただければと思います。 

 補聴器の交付については自治体によって、細部が異なることがあるようです。
ご質問がありましたら、私のわかる範囲でよろしければお答えいたしますので、
コメント欄に記載していただければと思います。



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