補聴器のこと

 難聴によりお困りの方々に少しでも有益な情報をご提供したく当ブログを開設いたしました。  補聴器の購入を迷われている方々へのアドバイス等をお伝えしてまいります。また、補聴器をつけても聞こえない、高額な補聴器を購入したのに効果を感じない、など補聴器をすでに使用している方々へのお役立ち情報もご提供していきます。  そのほかに補聴器以外の周辺機器についてもご案内させていただきます。  このブログの情報はご参考程度に捉えていただければと存じます。申し訳ございませんが万が一に当ブログの情報で不利益が生じましても、責任は負いかねますのでご了承ください。  

オーダーメイド補聴器

 オーダーメイド補聴器について前回までは長所をお話しました。
今回は短所についてお話します。

短所 1  小さいため取り扱いが他の補聴器より困難。また、小さいため紛失しやすい。
  
 小さくて目立たないことは長所でもありますが、ご高齢で手先がうまく動かせない方々にとっては、取り扱いが困難になるという、短所にもなります。また、形状が小さいことで紛失する危険度も他の補聴器と比べると増します。 

短所 2 自分の声がこもりやすい

  個人的な感想ですが、オーダーメイド補聴器で最もやっかいな短所ではないかと思います。
まず、「自分の声がこもる」とはどういうことなのか、についてをここで簡単に説明します。自分の指で耳の穴をしっかり塞いだ状態で「イー」「ウー」「オー」と発声してみてください。 難聴が軽度、もしくは中度、高度の難聴でも低周波数の聴力がしっかり残っている方だと自分の声が耳の中で響いたり、すっきりと自分の声が聞こえなかったりすると思います。この症状が「こもる」という症状です。
 自分がいつも聞いている自分の声といのは、実は喉から骨を伝わって耳に届いた音を聞いています。特に低い周波数の音ほど骨を伝わりやすくなります。録音した自分の声と、いつも聞いている自分の声に違いを感じたことはないでしょうか? いつも聞いている自分の声は骨を伝わって聞こえ、それにより他人が聞いているより低い周波数の音が強調されて自分に聞こえているはずです。
 耳を塞いでしまうと、骨を伝わって耳まで来た自分の声が耳の外へ抜けることが出来なくなり、結果として「こもる」という症状が出てきます。
 さきほど指で自分の耳の穴を塞いで「こもり」を感じた方に続いて試してもらいたいのが、少し隙間を作って指で耳の穴を塞いでみてください。そうすることで「こもり」の症状が少し楽になりませんか?
 オーダーメイド補聴器の場合、他の形状の補聴器と比べると密閉度は増します。それにより比較的「こもりやすい補聴器」ともいえます。「こもり」については使用しながら慣れてくる方もけっこういます。また、「こもり」はあるがさほど気にはしていない、という方もいます。
 一方で「こもり」に対しとても敏感であり、気になってしょうがない、という方もいらっしゃいます。たとえ目立ちにくい補聴器であっても「こもる」のは絶対に嫌だ、という方にはオーダーメイドはあまりおすすめ出来ません。


形状による長所と短所について

 今回までで、オーダーメイド補聴器の長所と短所をいくつか挙げました。聞こえの改善以外で自分自身がなにを優先するかによってオーダーメイド補聴器が良いのか、別の補聴器にしたほうがいいのかは別れてくると思います。次回に記載する予定ですが、耳掛け補聴器についても長所と短所をお話しするつもりです。
 補聴器の形状の選定はとても重要だと思っています。少しでも等ブログの情報が参考になれば幸いです。


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 前回の記事では目立ちづらいことが、長所の一つとお伝えしました。もちろん、その他にもオーダーメイド補聴器の長所はあります。では、どのような長所があるのかをお話します。

長所1 : 目立ちにくい ←詳しくは「オーダーメイド補聴器その1」をご参照ください。

長所2 : 補聴器から出た音が鼓膜に向かいやすい
 人の耳の穴 (外耳道) は入り口から鼓膜までまっすぐではありません。個人差はありますが、外耳道入り口から2回のカーブを経てやっと鼓膜にたどり着きます。オーダーメイド補聴器は耳の型をとり作成しますので、この外耳道のカーブもしっかり再現されす。さらに工場の作成者は耳型からカーブの先にある鼓膜の位地が想定できるため、補聴器からの音が鼓膜にまっすぐに向かうよう形状を作成し、部品を組み込むことが出来ます。
 補聴器から出る音が鼓膜に届く前に、外耳道のカーブにぶつかってしまうと、当然聞こえにあまり良くない影響を及ぼします。特に大きくカーブをする外耳道の場合はより顕著にその影響が出てきます。イヤホンを使用した場合、耳へのおさまり具合によって聞こえ方が変わることはありませんか?イヤホンや、耳掛け補聴器に使用さられる既成の耳せんなどは、耳の穴に対して直線的にしか入りません。

長所3 : 耳へのおさまりが安定する
 耳の型から作成しますので、安定して耳の中のおさまります。
口を開けたとき、下あごの動きに連動して外耳道の形は一時的に変化します。試しに耳の穴に指を入れて口を大きく開閉してみてください。口を動かすたびに耳の穴が変形するのが指の感触でわかると思います。
このように流動的に形が変化するため既成の耳せんでは耳の外へ押し出される場合があります。
 外耳道は2回のカーブがあることは上記で説明しました。このカーブを再現してオーダーメイド補聴器は作られるため、既成の耳せんと比べると外耳道にひっかかりができる為に、外へ押し出されにくくなります。
 
※ 長所2,3につきましては他の形状の補聴器でも別売りになりますが、耳の型を使用し作成するオーダーメイドの耳せんを使用することで上記の点を改善させることは出来ます。しかしながらオーダーメイド補聴器の場合はなにも手を加えずとも上記の点を解決できるため長所としました。

長所4 : 耳たぶ(耳介)の効果を生かせる
 人間の耳たぶは専門的には耳介と呼ばれています。この耳介は耳の穴に音を集める効果があります。
聞きづらいときに耳介に沿って手をあて耳を大きくしたような格好をすることがよくあります。これは手を使い耳介を大きくすることで、より耳の穴に音が集まるので、聞きやすくなります。 
 補聴器はマイクで集音します。補聴器の形状によりマイクの位置は変わります。耳掛け形の補聴器であればマイクは耳の上に乗っかるような位置につきます。オーダーメイド補聴器の場合はマイクの位置は耳の穴の入り口に近い場所になります。オーダーメイド補聴器の場合、形状が小型になるほどマイクの位置が耳の穴の入り口に近くなります。耳介の耳の穴に音を集める効果をオーダーメイド補聴器であればそのまま生かせます。逆に耳介がいくら耳の穴に 音を集めても、マイクが別の場所にある場合は耳介の効果を生まれません。
 また、耳介は後方の音抑え、前方の音を聞きやすくる効果があります。周囲がにぎやかな場合の聞き取りではこの効果は役立っているはずです。上記と同様に補聴器のマイクの位置によりこの耳介の効果を受けられるのかは変わってきます。マイクの位置が耳の穴の入り口に近い場所にくるオーダーメイド補聴器であれば他の形状の補聴器より耳介の効果を受けやすくなります。 

 
 長所だけをみるとオーダーメイド補聴器は最も優れているような気がしてくるかもしれません。しかしながら長所があれば短所もあります。次回はオーダーメイド補聴器の短所についてお話したいと思います。

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 補聴器の形状にはいくつかの種類があり、それぞれに長所と短所があります。
今回は補聴器の形状の一つである「オーダーメイド」についてお話したいと思います。

 「オーダーメイド」補聴器とは耳の型をとり、それを元に形状を作成していきます。型から作りますので、耳にピッタリとおさまります。耳に入れるだけの補聴器であり、耳に掛ける必要はありません。 
 「オーダーメイド」はさらにその大きさで以下のようにいくつjかに分類できます。

 ・最も小さいオーダーメイドはCICと呼ばれ、耳の穴の入り口までしか外には出ません。
 ・最も大きいものはフルシェルやマイエイドと呼ばれ耳の穴周辺の窪みをすべて覆うくらいの大きさになります。
 ・CICとフルシェルの間の大きさがカナルタイプと呼ばれ、大きく分けると、これら3つに分類されます。

 形状が大きいものほど、補聴器の出力が上がります。難聴が軽度や中度の人でしたらCICのような非常に小型のものでも対応できますが、高度、重度の難聴になりますとフルシェルくらいの大きさでないと補聴効果は薄いです。

 「オーダーメイド」の一番の長所は目立ちにくいところにあります。特にCIC補聴器はかなり目立ちにくい補聴器ですので、目立たなさを最優先としたい方にはおすすめです。 
 あまり小さいと取り扱いに困る、紛失しそうで心配、といった方にはCICよりも一回り大きいカナルタイプがおすすめです。
 (しかしながら難聴が高度、重度になるとCICやカナルタイプは出力の関係上、難しいと思われます。)
 
 自分が聞こえの改善の他になにを優先するのかで、お選びいただく形状は変わってきます。目立たなさを優先するのか、もしくは取り扱いやすさを優先するのかは人によって異なります。
 「絶対に誰にも補聴器を使っていることが、わからないようにしてほしい」という方はオーダーメイドの特にCICの装用をおすすめします。
 
 

 


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