補聴器といっても様々な形状があります
今回は補聴器の種類について最新の情報を含め簡単にまとめてみました
補聴器の装用をこれから検討している人に参考になると思います


 まずは補聴器の種類を簡単に分類してみました。 

(1) オーダーメイド補聴器
(2) 耳かけ形補聴器
(3) ポケット形補聴器
(4) 既成の耳穴形補聴器
(5) 骨導補聴器

 上記のうちオーダーメイドと耳かけ形補聴器について今回はなるべく間単に紹介します。
 その他の機種については次回お話します。

(1)オーダーメイド補聴器
 現在の補聴器の主流となる形状の一つです。
 なんといってもオーダーメイド補聴器の魅力は目立たないjことです。
 耳の型を採り、その型から作成します。小さいものであれば耳の穴に補聴器がすべておさまります。また、小さすぎても扱いに困る、という人でも使えるように形状が大きめのものもありますが、耳のくぼみまでで補聴器がすべておさまるので、耳にかけたりすることはなく、他の形状と比べて煩わしくありません。
 また形状による集音効果も魅力的です。オーダーメイド補聴器は他の形状の補聴器に比べ最も耳の穴に近い部分に音を拾う「マイク」がついています。人間の耳たぶは耳の穴に音を集める効果があり、より前方の音を集めやすくしてくれます。この耳たぶの集音効果を最も活かせる形状こそオーダーメイド補聴器です。
 
 オーダーメイド補聴器の種類の中で最も目立ちにくい形状はCIC補聴器というものでした。CIC補聴器は耳の穴の中に補聴器がすべておさまるので非常に目立ちにくいです。
 ところがここ数年でこのCIC補聴器よりもさらに目立ちにくい補聴器が一部のメーカーから出てきました。呼称はメーカーによって異なるようですが、このより目立たない補聴器はCIC補聴器よりもさらに耳の奥に入り、正面はもちろんですが、横から見ても非常に目立ちにくいです。

他にもオーダーメイド補聴器については情報はありますが、今回は簡単に紹介しました。より詳しく知りたい人は当ブログの
オーダーメイド補聴器 (3)へどうぞ。

(2)耳かけ形補聴器
 オーダーメイドと同じく、現在の主流となる形状の一つです。
 補聴器本体を耳にかけ、チューブと耳せんを伝って音が入ってきます。
 オーダーメイドが発売されるようになって一時は減少傾向にありましたが、その後の新技術により再び脚光を浴びるようになりました。
 では最近の耳かけ形補聴器の特徴についてお話します。
 まず、部品の小型化により形状が非常に小さくなってきたことが挙げられます。小さいものだと耳にかけても耳たぶですべて本体が隠れてしまうほどです。チューブも細くなり、従来の耳かけ形補聴器と比べると目立ちにくくなりました。
 次に耳せんに大きな工夫がされたことが挙げられます。どんな工夫かをご説明する前に、少し想像して、出来れば試してもらいたいのですが、耳の穴に異物が入り耳を塞いだらどのようにかんじますか?指で耳の穴を塞いでみてください。圧迫感が生じたりや自声に違和感を感じませんか?
 こういった耳を塞ぐことで生じる圧迫感や違和感の問題に対し、最近の耳かけ形補聴器は耳せんを小さくし、さらにに耳せんにわざと穴を開けて耳せんと耳の穴に隙間をつくることで解決させました。以前の補聴器でしたら、このような隙間をつくれば音が漏れてハウリングと呼ばれる「ピー」という不快な音が生じます。ところが技術の進歩により、ハウリングの発生をある程度抑えることが出来るようになりました。結果、耳の穴を塞がず、それでいてハウリングが生じない補聴器が誕生しました。
 耳かけ形補聴器についての聞こえ具合についても触れておきます。
 オーダーメイド補聴器のような耳たぶの集音効果が活かせません。よって仮にオーダーメイド補聴器と耳かけ形補聴器をまったく同じ調整にした場合、実際に装用するとオーダーメイド補聴器の方がよく聞こえると考えられます。
 ただし、耳かけ形補聴器は全体の大きさがオーダーメイドより大きくなる分、オーダーメイドでは取り付けることが制限される「指向性マイク」が付いた機種が多いです。「指向性マイク」とは前方以外から入ってくる音を抑え、前方から来る音が際立つよう工夫されたマイクです。この「指向性マイク」は構造上、マイクを2つ付けなければならず、補聴器本体にある程度の大きさが必要になるため、目立たないことを優先している小型のオーダーメイド補聴器の場合は取り付けができません。
補聴器(装着図)

結局オーダーメイドと耳かけ形のどっちが良いの?
 どちらが良いのかは、実際に使う人によって分かれます。厳密に言えば、使う人が 
なにを優先するのかによって分かれます。
 例えばオーダーメイドは非常に目立ちにくいのが長所ではありますが、人によっては紛失してしまうという不安を持つ人もいます。
 形状にしても、耳の形にピッタリと合っている方が耳からズレ出る心配もなく安心する人もいれば耳の穴を塞ぐことがどうしても気になる、という人もいます。
 耳への装着にしても、補聴器本体を耳にかけてから耳せんを入れる、という動作がやりづらい人もいれば、本体が小さくうまくつかめないため耳へ入れづらい人もいます。
 補聴器を選ぶ際には、販売員に自分がなにを優先し、なにを不安に感じているかを相談することが出来ればより良い補聴器選びが出来ると思います。そのためにも今回のお話が少しでも参考になれば幸いです。



 

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