補聴器のこと

 難聴によりお困りの方々に少しでも有益な情報をご提供したく当ブログを開設いたしました。  補聴器の購入を迷われている方々へのアドバイス等をお伝えしてまいります。また、補聴器をつけても聞こえない、高額な補聴器を購入したのに効果を感じない、など補聴器をすでに使用している方々へのお役立ち情報もご提供していきます。  そのほかに補聴器以外の周辺機器についてもご案内させていただきます。  このブログの情報はご参考程度に捉えていただければと存じます。申し訳ございませんが万が一に当ブログの情報で不利益が生じましても、責任は負いかねますのでご了承ください。  

 補聴器でも聞き取りづらいしゃべり方があります。

補聴器をつけても話し手が早口だと聞き取りが困難になります。
 たいていの人は高齢になるにつれ情報を分析するのが遅くなってきます。加えて難聴を患っているのであれば尚のこと早口は聞き取りづらくなります。ゆっくりと話してもらうと、聞き取りが楽になるはずです。

そっぽを向いて話されたり、暗い場所だと聞き取りが困難になる場合があります。
 話し手の表情や口の動きは言葉を理解する上で重要です。もちろん口の動きだけで会話をすべて理解するのは難しいです。
 店頭で補聴器の効果を確認するときに、口の動きを見せて2音節、3音節の言葉(例 2音節「あし」 3音節「たぬき」など)を聞いてもらい復唱してもらいます。次に口を隠して同じことをします。そうすると口の動きが見えるかどうかで、言葉の聞き取りに大きな差がみられることがあります。面と向かって話してもらうと聞き取りが楽になります。

モゴモゴ声は聞き取りが困難です。
 ハッキリしゃべらず、口ごもった声は聞き取りが難しいです。モゴモゴ声は補聴器で増幅してもモゴモゴと聞こえ、声を音としては聞けても、言葉としてはわかりづらいです。

大きな声はかえってわかりづらいです。
 補聴器の調整が適切であれば、大きな声はかえって聞き取りづらいです。もし補聴器をつけている人が聞き取りづらそうなときは大きな声を出すのではなく、面と向かってゆっくりと、普通の声の大きさで話してください。

急に話しかけたりしない。
 会話の最初の段階でいきなり本題に入るのではなく、「あのね」とか「〇〇の件なんだけど」いった前置きをしてもらえると、聞くことに意識を向けることが出来ます。また、あらかじめ話題を認識できれば、より聞き易くなるはずです。

 話し方を少し意識するだけで、補聴器をつけている方々はだいぶ楽になることがあります。忙しい時や、感情的な場面では、なかなかうまくはいかないとは思います。怒っているときに、ゆっくり、はっきりしゃべるのは難しいです。(かえって怒りが伝わるかもしれませんが・・・・w)
 補聴器には限界があります。聴力によっては周囲の方々の協力が必要です。身近に補聴器を使用しても聞き取りづらい人がいるのでしたら、あきらめるのではなく、話し方を工夫してみてください。きっと相手は喜んでくれると思います。

続きはこちら→補聴器をつけても聞こえない その2
 

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今回は補聴器の両耳装用についてお話します。

 まずは両耳装用の利点から

両耳装用の利点1 
 音がどの方向から来るのかがわかりやすくなる。例えば自転車や車の接近が左右どちらからなのか、が片耳よりもわかりやすくなります。

両耳装用の利点2
 にぎやかな場所での聞き取りが片耳のときと比べると、聞き取りやすくなります。両耳に付けていると、顔を向けた方向の音が周囲の音より、若干聞きやすくなります。

両耳装用の利点3
 音を聞くことで脳を刺激します。右耳に音が入ると左脳を、左耳から音が入ると右脳を刺激するといわれています。脳の活性化のためにも両耳装用は効果があるようです。 
 先日、聴覚医学に詳しい先生の講義を受けられる機会があり、そこで私自身大きな
間違いをしていたことを痛感しました。
 どういった内容かというと左右どちらか片方にしか音の刺激がはいらなかったとして
も、左脳と右脳に情報は伝わる
ということを教えてもらえました。
例えば右耳からの情報は右脳に、左耳からの情報は左脳へ行かない、といこうとはありません。
 聴覚中枢は左脳か右脳のどちらかにあります。右利きの人は左脳、左利きの人は
右脳にあることが多いようです。
 例えば右利き(言語中枢は左脳)で生まれつき右耳だけが聞こえない人でも言語
を理解し会話をすることが出来ます。
 
 


 
 次に片耳装用の利点を挙げます

片耳装用の利点1
 費用が安くすむ。

片耳装用の利点2
 わずらわしくない。両耳を塞がれるより、片耳だけ塞がれるほうが気が楽。

片耳装用の利点3
 両耳で聴力差が大きい場合、悪いほうの耳に補聴器をつけると、かえって、良いほうの聞こえを邪魔してしまうことがあります。

 まとめ
  にぎやかな場所にもあまり行かないとか、外出しても車や自転車に特に気をつけるような場所へは行かない、もしくは付き添いがいつもいるから大丈夫、という人には両耳の利点より、費用が安いほうが良い人もいるかと思います。環境や聴力、予算などで両耳が良いのか、それとも片耳かが分かれてくるところです。よって必ずしも両耳が良いとは言えません。耳鼻咽喉科の医師や販売員に自身の環境を説明し相談してみるのが、良いかと思います。

 
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 補聴器の耐用年数は約5年といわれています。もちろん工業製品なので多少のバラつきはありますが、40万円でも数万円の補聴器でも約5年といわれています。

 えっ、40万円も出して5年しか持たないの!? 一生ものじゃないの!? と思うところでしょう。

 補聴器は精密機器です。しかもテレビや洗濯機といった高額な家電と比べると、使用環境がだいぶ異なります。補聴器は外出先でも装用します。雨風に晒され、さらには汗が進入してきます。耳垢だって入ってきます。このような精密機器にとって過酷な環境の中で、補聴器は約5年間がんばってくれます。今尚メーカーは壊れにくい技術を研究していますが、今は約5年が限界です。

 もちろん修理しながら、より長く使うことも出来ますが、かえって費用がかかることが多いです。

 また、5年も経過すれば補聴器の技術も進歩します。5年後はより良い性能のものが開発さられているはずです。5年経つと補聴器が壊れ始め、さらには新しい技術の製品が開発されてきます。ですので「耐用年数」というより「買い替えの目安」と思ったほうがいいかもしれません。

 ちなみに聴力障害により障害者手帳をお持ちの方は所得によりますが補聴器の交付を受けることができます。そしてこの補聴器の交付も5年に1度です。

 補聴器を買うときに「補聴器は一生ものだから・・・」と販売員に言われてすごく高額な補聴器を他店で買わされた、というお客様の話を聞くことがあります。くれぐれもご注意を! 

 
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 今回は電話の聞き取りを楽にする方法をお話します。

 必要なものは電話の子機だけです。難聴者用の電話ではなく、普通に市販されている子機です。
 現在市販されている多くの子機には、スピーカーホンという機能があります。この機能のスイッチはダイヤルの左下か右下にあります。 無題 ←こんなボタンです。
 このスピーカーホンを押すと子機の裏側についている大きなスピーカーから、通常よりもかなり大きな音が聞こえます。
 補聴器を使用しながら電話をするとピーピー鳴って聞こえない、ということがあります。また、耳に掛ける補聴器だと受話器の耳への当て方により聞こえが不安定になることがあります。
 そのようなときはこのスピーカーホンを試してください。耳にピッタリと受話器を当てなくても従来より聞き易くなるのでピーピーなることも減りますし、受話器の当て方も従来より楽になるはずです。
 もちろん補聴器を使用していない人も従来より楽になると思います。

 是非とも一度試してみてください!     人気ブログランキングへ
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 今回は補聴器の価格についてお話します。

 補聴器の価格は現在高額なもので1台40万円以上します。さらに両耳で使用するなら2倍の代金がかかります。
 わたしは初めて補聴器のカタログを見たとき、その価格が想像していたものより、かなり高額であり驚きました。
 逆にお求め安い価格だと3万円前後からあります。一言で補聴器といってもその価格はピンからキリまで幅広くあります。では価格の違いによって何が変わるのかをお話いたします。

 まず、値段が高額になるほど補聴器の出力が上がるわけではありません。 難聴は軽度、中度、高度、重度と4つに区分さられます。軽度の人用の補聴器でも低価格のものから高額なものまであります。重度の難聴の人用でも同様です。
 補聴器の価格はその補聴器の機能の多さとその精度で変わってきます。

 補聴器の機能として「ハウリングを抑える」「雑音をなるべく抑える」「環境により自動で調整が変化する」等々、ほかにも色々な機能があります。そして価格が高額になるほど機能が豊富になっていきます。
 また、各機能の精度でも価格は変わってきます。精度とはどういう事かと言うと「雑音をなるべく抑える」機能を例にとってお話します。
 健常な耳であれば雑音と言葉をより分けて聞く、という能力があります。この能力のおかげでにぎやかな場所で会話が出来るのです。しかし、難聴の方々(特に内耳の具合が悪い方)はこの音のより分けが困難になります。 
 やっかいなことに補聴器は健常な耳と同じような音のより分けは出来ません。しかし、完全ではないにしろ雑音をある程度抑え、言葉を浮き上がらせる機能はあります。これが「雑音をなるべく抑える機能」が有益である理由です。高額な機種であれば抑えられる雑音の種類が増えます。逆に低額な機種の場合、、「雑音を抑える機能」自体がないものがあります。また、あったとしても簡単な雑音(エアコンの空調音などの一定に出ていて変動しない音)くらいしか抑えることが出来ません。

 もし予算があれば、より高額な機種のほうが聞きやすいと思います。しかし、、補聴器を使用する人の環境は様々です。一日中家の中にいるため、気になるような雑音がほとんどない環境で過ごされている人もいると思います。どういった場面で困っているのか、を販売員によくお話ください。そして、試聴や貸し出しをしてもらいましょう。可能であれば高額なものと手ごろなものとの聞き比べをさせてもらいましょう。実際に試してみて補聴器の価格と効果が見合うと感じたのであれば、購入しても後悔することはないはずです。

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 たまにお客様から「〇〇のメーカーの補聴器が良く聞こえるらしいけど?」というお話を聞くことがあります。
そのほかにも「海外製が良い」、「国産が良い」とか「〇〇は聞こえないらしい」というような情報を耳にすることがあります。情報源は親戚や友人から、というようなケースが多いようです。
 
 補聴器についての情報がなにもない状況であれば、身内や友人からの情報は貴重であると思います。
しかも実際に補聴器を使用している人からの意見であれば信憑性は増すと思います。
 
 しかしながら注意する点が一つあります。それは聴力は人によって異なるということです。さらに付け加えるとするならば、環境も人によって異なります。
 補聴器の効果は聴力の状態によって大きく異なります。例えば、普通の声の大きさだと微かにしか聞き取れなくても、かなり大きな声ならハッキリと言葉が聞き取れる人もいれば、大きな声を聞いても音としては十分よく聞こえても、言葉としてはまったく聞き取れない人もいます。前者であれば補聴器で音を増幅すれば効果が出やすいですが、後者ですと補聴器で増幅しても、元々の耳が言葉を聞き取りづらい状態ですので前者と比べると、補聴器の効果が出にくいです。
 
 友人は補聴器に満足しているけど、同じメーカーの補聴器なのに自分は友人ほど聞き取れない、ということが起こるかもしれません。もちろん補聴器を調整する販売員の腕によっても効果は変わります。しかしながら必ずしも他人と同じ補聴効果が期待できるとは限りませんので、どのくらいの補聴効果が得られるのかを販売員からよく説明してもらうことが重要です。
 
 結局のところ、最も大事なのはメーカーよりも販売店の良し悪しではないかと思います。

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今回は補聴器と集音器との違いについてお話します。
法律的な視点からすると薬事法にて定められているか、そうでないか、の違いがありますが、ここでは実際に使用するユーザーの視点からお話します。
 補聴器は基本的に対面販売です。補聴器専門店であれば、聴力を測定してもらい、性能や価格から自身に合う補聴器を販売員と相談しながら選んでいきます。その後、試聴を経て納得したら購入する、というのが一般的な流れです。病院の補聴器外来だと補聴器の選定や試聴に関しては医師の指導の下で販売員が行います。その後、購入したら定期的に補聴器の調整やメンテナンスをしてもらいます。聴力や環境の変化に伴い補聴器の調整が必要になります。

 集音器の場合は通信販売などで手軽に購入できる反面、聴力のデータに基づく調整や、アフターフォローについては補聴器と比べると難しいです。
 聴力や耳の穴の形は人それぞれ異なります。通信販売などで購入した品物が自身の耳に合う調整や形なのか、については、補聴器と比べるとリスクを伴います。
 そして補聴器と集音器との違いで最も気になるのが値段ではないかと思います。補聴器は高額なもので片耳で40万円近くします。一方で集音器の場合は数万円といったところでしょう。補聴器は高額で手が出せない場合や、聞こえに多少困るくらいなので、まずは手軽なもので済ませたい、と考えている人も多いと思います。
 
 経済的な事情や、環境によっては補聴器の購入が困難な場合もあるとは思います。しかしながら出来ることなら病院や認定補聴器専門店で補聴器を購入することをおすすめします。

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今回は補聴器メーカー選びについてお話したいと思います。

 今回のお題目に関しては、私の個人的な考えが特に多くなっております。その点をご了承の上、ご閲覧いただければと存じます。

 どこのメーカーの補聴器を購入するのが良いのか、迷われている方も多いと思います。
現在、日本には多くの補聴器メーカーがあります。それぞれある程度の特色や個性がありますが、優劣の差は大きくないように思われます。飛びぬけて高性能であり、他社よりも数段進んだ技術を持っているメーカーはないと思っています。現在の補聴器はデジタル式がほとんどです。デジタル補聴器が市場に出回った当初は、アナログ補聴器では出来なかった機能などが目を引きました。しかしながら現在の補聴器の技術については、ある種、階段の踊り場のようなところに差し掛かっているように思われます。
 例えば各メーカーの最高級機種を比較してみても、ハウリングを抑える機能、雑音を抑えて会話を聞きやすくする機能、突発的な衝撃音を抑える機能等々、どのメーカーの補聴器でも似たような機能が付いています。一部の例外はありますが、実際に複数のメーカーの補聴器を販売、調整をした経験から、メーカーによる機能の差は大きくは見られないように思われます。
 デザインと、形状の大きさ、という点では差を見ることが出来ます。同じ耳掛け形補聴器でもデザインはメーカーによって 様々です。形状の大きさというのは、小さい補聴器でも従来のものより、より大きな音が出せるといった意味です。
 
 聞こえの改善という点でメーカーによる差がほとんどないのであれば、どこの補聴器を購入しても差がないのでは?と思われるかもしれません。 しかしながら補聴器を調整する販売員には技術と知識、誠意に大きな差があると思います。 同じ補聴器でも調整する人によってその効果は大きく変わります。 ですので、補聴器のメーカーから探すのではなく、信頼できる補聴器店から探された方が良いと思います。信頼できるお店が見つかりましたら、そのお店が扱っているメーカーの中から、販売員と相談し自身に合った補聴器を選ぶのが最も良い方法ではないかと私は思っています。 
続きはこちら→どこの補聴器メーカーがいいの? その2
 
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 ブログを開始して2週間になります。日に日にアクセスが増えており、ご閲覧いただきました皆様には感謝しております。 今日までにいくつかの記事を掲載いたしましたが、特に補聴器店選びについてのアクセスを多くいただきました。つきましては今回は補聴器店選びについてさらに詳しくお話させていただきたいとと思います。

 補聴器店選びで重要なのが販売員の「誠意」、「有資格者のいる専門店」ということは以前の記事に掲載しました。 他にも重要な点がいくつかありますのでそれを挙げていきます。

補聴器を装用した状態での測定が受けられる 
 
補聴器店により設備に差があります。特に聴力を測定するための機器については、大きく異なります。
聴力を測定する場合、測定場所はより静かな場所でないと正確には測定できません。周囲がにぎやかな場所で測定しますと、本来の聴力よりも悪い結果がでます。聴力の測定データが不正確だと、補聴器の選択や調整の際にズレが生じます。そのため静かな場所を用意するために測定の際には防音室というものを用意します。この防音室の広さが販売店によって変わってきます。防音室内が広いと補聴器を装用した状態での測定が出来ます。
 測定用のスピーカーから1メートル以上離れた場所に座り、補聴器の装用前と装用後の状態を測定します。それにより客観的に補聴器の効果がでているのか調べることが出来ます。補聴器装用者と測定用のスピーカーは1メートル以上離さないと正確なデータを得られません。よって防音室が広いということは、補聴器の効果を客観的に測定する上で重要です。一人がやっと入れるくらいの広さだとこの測定は出来ません。
 お客様がある程度満足のいく補聴器の効果が出ていると思っていても、実はさらに調整をすればもっと快適に聞こえる場合があります。逆に販売員がお客様の聴力に丁度よいくらいの音の大きさに補聴器を調整したつもりでも、実際は思ったより効果が出ていない場合もあります。お客様の主観、販売員の主観だけでは、本当に補聴器の効果がでているのかがわからないことがあるからです。
 信頼できる補聴器店をお探しでしたら、「補聴器を装用した状態での測定が受けられるのか」を尋ねられるといいと思います。 

言葉の聞き取りの測定 
 補聴器を作成する前に必ず聴力を測定します。必須項目として、どれだけ小さい音が聞こえるのかを調べます。この測定はほとんどの補聴器店で行われるはずです。次に言葉をどれだけはっきりと聞き取れるのかを調べます。音は聞こえても言葉として聞こえづらい、というケースがあります。十分な音量で聞こえてきても言葉として1割も聞き取れない、という方もいます。言葉を聞き取る能力がどれだけ残っているかで、補聴器の効果が変わってきます。言葉の聞き取りの測定は補聴器の効果を予測する上でとても重要なものです。また、片耳での装用を希望する場合、左右どちらの耳に補聴器を装用するか決める際にも重要です。
 ところが、この言葉の聞き取りの測定を行わない、もしくは設備がなく行えない販売店もあります。
言葉の聞き取りの測定ができるお店を是非ともお選びください。加えて上記の「補聴器を装用した測定が出来るお店」を 選んでいただければ、補聴器によりどれだけ言葉が聞き取りやすくなったのかを客観的に調べることが出来、より良い補聴器の選択や調整が出来るはずです。

家から近い もしくは駅から近い 
 お店に通いやすいというのは個人的にとても重要であると思っています。特にご高齢な方には特に重要です。
補聴器は購入してからも、調整やメンテナンスで定期的にお店にいくことになると思います。どんなに良いお店であっても行くまでに数時間を要したり、または、徒歩で移動しなければならない距離が長いと非常に負担が大きいと思います。
 購入当初は元気でも数年後に足腰が不自由になり、毎回タクシーでお店に来る、という方も中にはいらっしゃいます。近場で信頼できる補聴器店があれば言うことはないのですが、そうでない場合は自宅や入院先まで出張をしてもらえる お店を探すのも一つの手だと思います。(しかしながら出張の場合は聴力の測定は店頭ほどきめ細かに出来ない場合が多いです。出張の依頼をする前に家族や友人にお店に直接行ってもらい、信頼できるお店なのか確認してもらうといいと思います)

メーカーに直接尋ねる 
 
信頼できる補聴器店を探すのは場所によっては難しいと思います。 上記のような測定ができるのか、有資格者がいるのかを各店舗に尋ねていくのは骨が折れることだと思います。そのような場合、直接補聴器メーカーに電話やFAXで尋ねてみるのも手です。メーカーには直営店もありますし、取引のある代理店の情報もあります。
上記のような測定ができるのか、有資格者がいるのか、土日に営業しているお店が近くにあるのか、等々を教えてもらうとお店を絞り込むのが楽になると思います。もちろん、自社の補聴器を扱っているお店しか紹介はしないと思いますが、何も情報のない状況からお店を探し始めるよりかは幾分か楽だと思います。購入するメーカーを既に決めているのでしたらとても手間が省けると思います。 
 
補聴器店の選び方まとめ→補聴器店選び (4)

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 オーダーメイド補聴器について前回までは長所をお話しました。
今回は短所についてお話します。

短所 1  小さいため取り扱いが他の補聴器より困難。また、小さいため紛失しやすい。
  
 小さくて目立たないことは長所でもありますが、ご高齢で手先がうまく動かせない方々にとっては、取り扱いが困難になるという、短所にもなります。また、形状が小さいことで紛失する危険度も他の補聴器と比べると増します。 

短所 2 自分の声がこもりやすい

  個人的な感想ですが、オーダーメイド補聴器で最もやっかいな短所ではないかと思います。
まず、「自分の声がこもる」とはどういうことなのか、についてをここで簡単に説明します。自分の指で耳の穴をしっかり塞いだ状態で「イー」「ウー」「オー」と発声してみてください。 難聴が軽度、もしくは中度、高度の難聴でも低周波数の聴力がしっかり残っている方だと自分の声が耳の中で響いたり、すっきりと自分の声が聞こえなかったりすると思います。この症状が「こもる」という症状です。
 自分がいつも聞いている自分の声といのは、実は喉から骨を伝わって耳に届いた音を聞いています。特に低い周波数の音ほど骨を伝わりやすくなります。録音した自分の声と、いつも聞いている自分の声に違いを感じたことはないでしょうか? いつも聞いている自分の声は骨を伝わって聞こえ、それにより他人が聞いているより低い周波数の音が強調されて自分に聞こえているはずです。
 耳を塞いでしまうと、骨を伝わって耳まで来た自分の声が耳の外へ抜けることが出来なくなり、結果として「こもる」という症状が出てきます。
 さきほど指で自分の耳の穴を塞いで「こもり」を感じた方に続いて試してもらいたいのが、少し隙間を作って指で耳の穴を塞いでみてください。そうすることで「こもり」の症状が少し楽になりませんか?
 オーダーメイド補聴器の場合、他の形状の補聴器と比べると密閉度は増します。それにより比較的「こもりやすい補聴器」ともいえます。「こもり」については使用しながら慣れてくる方もけっこういます。また、「こもり」はあるがさほど気にはしていない、という方もいます。
 一方で「こもり」に対しとても敏感であり、気になってしょうがない、という方もいらっしゃいます。たとえ目立ちにくい補聴器であっても「こもる」のは絶対に嫌だ、という方にはオーダーメイドはあまりおすすめ出来ません。


形状による長所と短所について

 今回までで、オーダーメイド補聴器の長所と短所をいくつか挙げました。聞こえの改善以外で自分自身がなにを優先するかによってオーダーメイド補聴器が良いのか、別の補聴器にしたほうがいいのかは別れてくると思います。次回に記載する予定ですが、耳掛け補聴器についても長所と短所をお話しするつもりです。
 補聴器の形状の選定はとても重要だと思っています。少しでも等ブログの情報が参考になれば幸いです。


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 前回の記事では目立ちづらいことが、長所の一つとお伝えしました。もちろん、その他にもオーダーメイド補聴器の長所はあります。では、どのような長所があるのかをお話します。

長所1 : 目立ちにくい ←詳しくは「オーダーメイド補聴器その1」をご参照ください。

長所2 : 補聴器から出た音が鼓膜に向かいやすい
 人の耳の穴 (外耳道) は入り口から鼓膜までまっすぐではありません。個人差はありますが、外耳道入り口から2回のカーブを経てやっと鼓膜にたどり着きます。オーダーメイド補聴器は耳の型をとり作成しますので、この外耳道のカーブもしっかり再現されす。さらに工場の作成者は耳型からカーブの先にある鼓膜の位地が想定できるため、補聴器からの音が鼓膜にまっすぐに向かうよう形状を作成し、部品を組み込むことが出来ます。
 補聴器から出る音が鼓膜に届く前に、外耳道のカーブにぶつかってしまうと、当然聞こえにあまり良くない影響を及ぼします。特に大きくカーブをする外耳道の場合はより顕著にその影響が出てきます。イヤホンを使用した場合、耳へのおさまり具合によって聞こえ方が変わることはありませんか?イヤホンや、耳掛け補聴器に使用さられる既成の耳せんなどは、耳の穴に対して直線的にしか入りません。

長所3 : 耳へのおさまりが安定する
 耳の型から作成しますので、安定して耳の中のおさまります。
口を開けたとき、下あごの動きに連動して外耳道の形は一時的に変化します。試しに耳の穴に指を入れて口を大きく開閉してみてください。口を動かすたびに耳の穴が変形するのが指の感触でわかると思います。
このように流動的に形が変化するため既成の耳せんでは耳の外へ押し出される場合があります。
 外耳道は2回のカーブがあることは上記で説明しました。このカーブを再現してオーダーメイド補聴器は作られるため、既成の耳せんと比べると外耳道にひっかかりができる為に、外へ押し出されにくくなります。
 
※ 長所2,3につきましては他の形状の補聴器でも別売りになりますが、耳の型を使用し作成するオーダーメイドの耳せんを使用することで上記の点を改善させることは出来ます。しかしながらオーダーメイド補聴器の場合はなにも手を加えずとも上記の点を解決できるため長所としました。

長所4 : 耳たぶ(耳介)の効果を生かせる
 人間の耳たぶは専門的には耳介と呼ばれています。この耳介は耳の穴に音を集める効果があります。
聞きづらいときに耳介に沿って手をあて耳を大きくしたような格好をすることがよくあります。これは手を使い耳介を大きくすることで、より耳の穴に音が集まるので、聞きやすくなります。 
 補聴器はマイクで集音します。補聴器の形状によりマイクの位置は変わります。耳掛け形の補聴器であればマイクは耳の上に乗っかるような位置につきます。オーダーメイド補聴器の場合はマイクの位置は耳の穴の入り口に近い場所になります。オーダーメイド補聴器の場合、形状が小型になるほどマイクの位置が耳の穴の入り口に近くなります。耳介の耳の穴に音を集める効果をオーダーメイド補聴器であればそのまま生かせます。逆に耳介がいくら耳の穴に 音を集めても、マイクが別の場所にある場合は耳介の効果を生まれません。
 また、耳介は後方の音抑え、前方の音を聞きやすくる効果があります。周囲がにぎやかな場合の聞き取りではこの効果は役立っているはずです。上記と同様に補聴器のマイクの位置によりこの耳介の効果を受けられるのかは変わってきます。マイクの位置が耳の穴の入り口に近い場所にくるオーダーメイド補聴器であれば他の形状の補聴器より耳介の効果を受けやすくなります。 

 
 長所だけをみるとオーダーメイド補聴器は最も優れているような気がしてくるかもしれません。しかしながら長所があれば短所もあります。次回はオーダーメイド補聴器の短所についてお話したいと思います。

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 補聴器の形状にはいくつかの種類があり、それぞれに長所と短所があります。
今回は補聴器の形状の一つである「オーダーメイド」についてお話したいと思います。

 「オーダーメイド」補聴器とは耳の型をとり、それを元に形状を作成していきます。型から作りますので、耳にピッタリとおさまります。耳に入れるだけの補聴器であり、耳に掛ける必要はありません。 
 「オーダーメイド」はさらにその大きさで以下のようにいくつjかに分類できます。

 ・最も小さいオーダーメイドはCICと呼ばれ、耳の穴の入り口までしか外には出ません。
 ・最も大きいものはフルシェルやマイエイドと呼ばれ耳の穴周辺の窪みをすべて覆うくらいの大きさになります。
 ・CICとフルシェルの間の大きさがカナルタイプと呼ばれ、大きく分けると、これら3つに分類されます。

 形状が大きいものほど、補聴器の出力が上がります。難聴が軽度や中度の人でしたらCICのような非常に小型のものでも対応できますが、高度、重度の難聴になりますとフルシェルくらいの大きさでないと補聴効果は薄いです。

 「オーダーメイド」の一番の長所は目立ちにくいところにあります。特にCIC補聴器はかなり目立ちにくい補聴器ですので、目立たなさを最優先としたい方にはおすすめです。 
 あまり小さいと取り扱いに困る、紛失しそうで心配、といった方にはCICよりも一回り大きいカナルタイプがおすすめです。
 (しかしながら難聴が高度、重度になるとCICやカナルタイプは出力の関係上、難しいと思われます。)
 
 自分が聞こえの改善の他になにを優先するのかで、お選びいただく形状は変わってきます。目立たなさを優先するのか、もしくは取り扱いやすさを優先するのかは人によって異なります。
 「絶対に誰にも補聴器を使っていることが、わからないようにしてほしい」という方はオーダーメイドの特にCICの装用をおすすめします。
 
 

 


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 補聴器専門店について前回の続きをお話しようと思います。
認定補聴器技能者という資格があります。この資格は実務を行いながら5年間各種講義の受講や実技を学び最後に試験を受けて合格すれば手に入る資格です。
この認定補聴器技能者がいるお店は認定補聴器専門店という肩書きを持つことが出来ます。店頭にて補聴器をご購入されるのでしたら認定補聴器専門店を強くおすすめします。加えて言えば、自分を担当する人が認定補聴器技能者であれば尚のこと安心できると思います。有資格者が一人で残りの従業員は無資格というお店もあります。もちろん調整や測定結果は有資格者がチェックはすると思いますが、出来れば有資格者が直接の担当になってくれれば心強いと思います。
 近所の補聴器専門店に行く前に、そのお店が認定補聴器専門店なのかをお調べいただくといいと思います。
加えて、いざお店に行ったときは自分の担当は認定補聴器技能者にお願いできないか尋ねてみるのもいいかもしれません。
 認定補聴器専門店ではなくとも信頼できるお店もあるかもしれません。有資格者でなくとも信頼できる販売員もいると思います。あくまでここで書いた内容は店選びのひとつの目安として捉えていただければと思います。

補聴器店の選び方まとめ→補聴器店選び (4)
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補聴器専門店について

 
今回は補聴器専門店についてお話いたします。
前回、補聴器のご購入については病院での補聴器外来をおすすめいたしました。しかし、「補聴器外来が近くにない」「自分で購入する店を吟味したい」「仕事をしているため日中は時間がない」等々、補聴器外来が利用しづらい方々もいると思います。そのような場合、信頼できる補聴器専門店が近場にあれば、そちらで購入をするのも良いかと思います。
 ただし、補聴器専門店へ行く前に必ず一度耳鼻咽喉科を受診してください。
 理由は当ブログの「補聴器店選び その1」の前半に詳しく記載してあります。


 補聴器専門店といっても信頼できるお店もあれば、残念ながらそうでないお店もあります。
信頼できる補聴器専門店の条件はいくつかあります。技術、知識、経験、資格どれも必要です。しかし最も重要なのはお客様への「誠意」であると私は考えます。
 補聴器の価格は高いもので片耳で40万円前後です。初めて価格を知った方であればその金額に驚くかもしれません。しかもこんなにも高額であっても健常者と同じ聴力になるわけではありません。当然、販売員はそれを理解しています。しかしながら売り上げを伸ばすため、お客様へ期待をもたせ、試聴もさせずに売りつけてしまうようなお店もあります。あげくにはお客様が良く聞こえるよう調整を希望しても、補聴器の性能の限界であり、聞こえないのをお客様の耳のせいにしてしまう鬼のようなお店もあるようです。
 
 上記の例からも補聴器の販売と調整において「誠意」の有無は非常に重要だと思いませんか。
もし販売員に「誠意」があれば以下のような対応になっているのではないでしょうか。

 ・販売する上で補聴器の効果と限界についての説明がある。

 ・試聴のため貸し出しをして、実生活で効果を確認してもらい、納得した段階で購入が出来る。
 
 ・調整については、補聴器には限界があるがその中で少しでも聞きやすくなり喜んでもらいたい、という気持ちが感じ取れる。

 「信頼できるお店」とは誠意があり少しでもお客様に満足して喜んでいただきたい、そんな気持ちが伝わってくるようなところでなはないでしょうか。(もちろん技術や知識も必要ですが、それは次回にお話します。)


補聴器店の選び方まとめ→補聴器店選び (4) 
 

 
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 補聴器を購入する際のお店選びについて

 当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。今回は補聴器を購入する際のお店選びについてご参考になればと思い、私なりのアドバイスをさせていただきたいと思います。

 補聴器を購入できる場所は様々です。耳鼻咽喉科の補聴器外来、補聴器専門店、眼鏡店、電気店、百貨店、等々。
では、どこで購入するのが私のおすすめかといえば、それは耳鼻咽喉科の補聴器外来です。その理由を以下のように挙げます。

<理由1 聴こえに悩みを感じられましたらまずは医師にご相談 >
 
 難聴になった場合、補聴器よりもまずはその難聴の原因と治療が可能かを医師に診てもらう必要があります。
補聴器よりも治療が優先さられます。当然ですが医師以外の人間が難聴についての診断や治療はできません。
 主に片耳の聴力が突発的に大きく低下する病気があります。この病気は症状が出てから治療までの時間が早ければ早いほど治療の効果が出やすいといわれています。
 他にも例えば中耳炎等で鼓膜に異常がある方が鼓膜の再生手術により聴力が改善したというケースもあります。
 治療で自分の難聴を治すことができるのなら、それが聴こえの悩みを解消する最良の手段ではないでしょうか。

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補聴器より、まずは耳鼻科へ (1)

<理由2 補聴器適合の判定と検査設備>

 耳鼻咽喉科を受診した結果、治療が難しい場合は医師より補聴器の装用を勧められるかもしれません。
 病院によって形態は異なりますが、補聴器外来がある病院の場合は、病院内で医師の指導のもと補聴器販売員が補聴器の販売と調整を行います。その後,補聴器の効果が目標とするところまで出ているのかを検査します。検査内容は補聴器をつける前と後で、どれだけ小さな音が聞こえるようになったか、どれだけ言葉を聞きやすくなったかを調べます。
 補聴器を装用した状態で検査をするとなると広い検査室が必要になります。補聴器をお取り扱いしているお店では、補聴器の装用効果を調べられるところはそう多くはないと思います。また、検査結果についても医師が確認し、必要であれば医師の指導の下に補聴器販売員が調整をしていきます。
 検査設備の充実と検査結果を評価し調整する専門性という点でも補聴器外来がおすすめです。
 ちなみに補聴器外来がない病院の場合、医師が信頼できる補聴器販売店を紹介してくれるところもあります。

<理由3 ご購入後のフォロー>

 いずれ詳しくご説明させていただきますが、補聴器はご購入後も調整やメンテナンスが必要になります。
聴力が購入時より低下した、生活環境が変わった等々あった場合に補聴器を調整する必要があります。
補聴器の調整には本来専門的な知識と技術が必要になります。病院であれば医師と医師の信頼する補聴器販売員がいます。さらに上記のような検査設備も備えておりますので、必要に応じた調整とその評価という点でも補聴器外来はおすすめです。
 また、聴力データを管理してもらえることも強みだと思います。必要であれば聴力検査を受け、その検査結果が蓄積されていくと思います。万が一、聴力に大きな変化があった場合に過去の検査結果との比較ができますし、蓄積されたデータから補聴器専門店ではわからない医学的なアプローチを受けられることもあるかもしれません。あくまで私の意見ですが自分の耳の状態を医師に把握してもらえる、と考えるとなんだか安心感のようなものを感じないでしょうか。


補聴器店の選び方まとめ→補聴器店選び (4)
  



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